2025/08/27
「ふぉれぷれ!げんきっず★キャンプ」活動レポート(2025年8月23-24日)
20名募集のところ40名以上のお申し込みをいただく大変な人気ぶりとなりました。
キャンセルにより最終的に19名の子どもたちが参加し、1泊2日の本格的な自然体験を重ねました。
活動内容と学生の活躍
本活動では、仙台大学子ども運動教育学科の学生8名が中心となって、子どもたちの宿泊体験をサポートしました。また、現職の保育者にもご協力いただき、宿泊プログラムならではの生活指導について実践的なご指導をいただきました。【1日目:森の探検とテント泊体験】
キャンプ場&森の探検
学生たちは、子どもたちといっしょに国立花山青少年自然の家の豊かな自然の中で探検!キャンプ場でのテント設営から始まり、森での自然観察まで、初めての宿泊体験への期待を高める活動となりました。
みんなでゆうごはんづくり(カレーライス)
1泊2日ならではの本格的な野外炊事でカレーライス作りに挑戦!学生たちは包丁の使い方や火の扱いを丁寧に指導しながら、子どもたちと一緒に協力して美味しい夕食を作り上げました。

お腹ぺこぺこ!自分たちで作ったごはんは最高においしいね!
キャンプファイヤー
夜には待ちに待ったキャンプファイヤーを実施。学生たちが準備したゲームや歌、ダンスで盛り上がり、宿泊プログラムならではの特別な夜を過ごしました。

炎を囲んで、特別な夜。キャンプファイヤーの思い出
テント泊体験
初めてのテント泊に挑戦する子どもたちを、学生たちが温かくサポート。友達と一緒に過ごす特別な夜は、自立心と協調性を育む貴重な体験となりました。
【2日目:沢遊びと振り返り】
みんなであさごはんづくり(ホットサンド)
2日目の朝も自分たちで朝食作り。ホットサンド作りを通じて、宿泊体験での成長を実感できる活動となりました。
わくわく!さわあそび!
1泊2日プログラムのハイライトとなる沢遊び体験。ライフジャケットとヘルメットを着用し、安全に配慮しながら、夏の終わりの清涼感あふれる沢での活動を楽しみました。

わくわく!さわあそび!最高の笑顔で、はいチーズ!
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参加者と学生の声
[参加した子どもたち]
- 「テントで友達と一緒に寝るのが楽しかった!また泊まりたい!」(6歳児)
- 「自分で作ったカレーがとっても美味しくて、おかわりした!」(5歳児)
- 「沢遊びで水が冷たくて気持ちよかった!」(5歳児)
[保護者]
- 「初めての親元を離れての宿泊でしたが、安全に配慮していただき安心でした」
- 「人気で応募が多い中、参加できて子どもが大きく成長した2日間でした」
[参加学生]
- 「1泊2日の責任の重さを感じながら、子どもたちの成長を間近で見ることができました」(4年生)
- 「テント泊や沢遊びなど、日帰りでは体験できない活動の指導方法を学べました」(3年生)
- 「現職保育者の先生から、お泊り保育での配慮点を具体的に教えていただきました」(2年生)
●教育的効果
本活動を通じた参与観察の結果、子どもたちと学生に以下のような成長が見られました。[子どもたちへの効果]
自立心の大幅な向上:親元を離れての宿泊体験を通じて、身の回りのことを自分でする力が大きく伸びました。
協調性と思いやりの発達:テント泊での共同生活により、友達を思いやり助け合う心が育まれました。
自然への深い理解:1泊2日という時間をかけて自然と向き合うことで、環境への理解と愛着が深まりました。
[学生への効果]
お泊り保育の実践力習得:テント泊や生活指導など、宿泊プログラム特有の指導方法を実践的に学びました。
24時間の責任感:子どもたちの安全を24時間預かる責任の重さと、それに伴うやりがいを体感しました。
危機管理能力の向上:沢遊びなどの高度な安全管理が必要な活動を通じて、リスクマネジメント能力が向上しました。
●今後の展望
今回の1泊2日キャンプは、20名募集に対し40名以上のお申し込みをいただき、宿泊型自然体験プログラムへの地域からの期待の高さを実感いたしました。天候にも恵まれ、テント泊から沢遊びまで予定していた全ての活動を安全に実施することができました。今後も日帰りプログラムに加えて、より深い自然体験と成長の機会を提供する宿泊型プログラムを継続的に展開してまいります。
1泊2日の自然体験は、子どもたちに自立心と協調性、そして自然への深い愛着を育む特別な機会となります。同時に、将来の保育者である学生たちにとっても、お泊り保育の実践力と責任感を身につける貴重な学びの場となっています。今後も安全を最優先に、関係機関との連携を深め、質の高い宿泊型自然体験プログラムを提供してまいります。
※本活動は、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて実施しています。